【体験談】2回の子宮外妊娠後(異所性妊娠後)の妊活・妊娠について

2022年3月28日妊活

私は子宮外妊娠を2回経験しました。

それぞれ左右卵管への妊娠で、両卵管の切除手術を行っており、体外受精でしか妊娠出来ない体になりました。

そんな私の2回目の子宮外妊娠後、実際の妊活(不妊治療)再開と妊娠について記載します。

1回目の子宮外妊娠後の妊活再開については以下に記載しています。

子宮外妊娠の様子については以下記事などで記載しています。

妊活はいつから再開出来る?

2回目の卵管切除手術をした病院からは、生理が2回くれば妊活再開をしても大丈夫と言われていました。

更に医師から、次の妊娠時今度は子宮の正しくない位置に着床してしまった場合(卵管切除手術跡部分などに着床してしまうことがあるらしい)、子宮の一部を切除することになるため、その後再度の妊娠時に子宮が破裂する恐れがあり、妊娠出来なくなるかもしれないと伝えられました。

2回原因不明の子宮外妊娠を経験している私は、なんらかの因子があるため、正しくない位置に着床してしまう可能性が通常より高いということ。

しかし、こればかりは実際妊娠してみないとどうなるか分からないため、防ぐ対策もないということ。

不妊治療でしか妊娠出来ない体になった上に、そんな絶望的なリスクを説明され、今後妊活をすることで今度は2度と妊娠してはいけない体になってしまうかもしれない、と考えると精神的に本当にボロボロになりました。

妊活再開・体外受精開始

手術後、婦人科への通院とメンタルヘルス科への通院を行いながら、次の妊活再開について考えました。

(通院の詳細はこちらに記載)

2度と妊娠してはいけない体になってしまうかもしれない恐ろしさは全く拭えないままでしたが、その恐ろしさのせいで、現実的に妊娠が難しい年齢にどんどん歳を重ねていくのも違うな、と思うようになりました。

不妊治療自体時間がかかるものだと思っていたので、既に35歳の私は不妊治療を開始する決意をし、手術からちょうど3ヵ月後に不妊治療クリニックに通い始めました。

私は体外受精でしか妊娠の可能性がないので、体外受精を専門に行っている不妊治療クリニックを選びました。

次の妊娠がまた異所性妊娠であった場合にどのような対応をしてくれるかという点が1番気になっていたので、妊娠率というよりは症例数を気にしてクリニックを選びました。

症例数が多いということは色々な異所性妊娠の症例も多いのでは、と考え、経験豊富な病院を選びたいと考えた為です。

初診時に今までの子宮外妊娠の経験から、次の妊娠に相当心配がある点や、適応障害で通院していることなど、気になる点を細かく伝えました。

病院の選び方については以下記事に詳細を記載しています。

初めての正常妊娠

1回目の採卵では3つしか採卵できず、中でも有効な卵は1つのみでした。

その1つの卵は異常受精で次のステップへ進むことは出来ませんでした。

2回目の採卵では卵胞を育てる注射を行ったことで16個もの採卵が出来、有効な卵も13個ありました。

そこから上手く受精が出来た卵は9個。

ようやく移植へ進むことが出来ました。

1回目の移植では妊娠出来ず、2回目の移植で妊娠することが出来ました!

しかし妊娠反応が出ても正常妊娠を信じられず不安だらけで全く喜べないのが、2回子宮外妊娠を繰り返している私。

妊娠出来ていると分かってから10日後にようやく正常な位置に胎嚢が確認できたことで正常妊娠であると分かり、喜びよりもまずは手術しなくて済むことに心底ほっとしました。

体外受精のためクリニックに通い始めてから、約7ヵ月でここまで来ることが出来ました。

不妊治療の詳細については以下記事に記載しています。

まとめ

子宮外妊娠後意外と早く妊活を再開することは可能です。

しかし2回の子宮外妊娠と両卵管を失っていること、更に次の妊娠にも高いリスクがあること、は私にとって本当に辛いことでしたし、恐ろしいことでした。

結果的に今は正常妊娠が出来本当に良かったのですが、正常妊娠出来るまでも、妊娠出来てからも、自分の体を信じることが出来ずに、何か起こるのではないかと不安ばかり募ってしまっているのも事実です。

同じような経験をされている方に前向きになっていただけるように、早くHAPPYなご報告が出来ると良いなと思っています!