【体験談】左卵管への子宮外妊娠(異所性妊娠)の症状について① 妊娠超初期から卵管切除手術までの状況
2021年12月6日妊活
私は子宮外妊娠を2回経験しました。
それぞれ左右卵管への妊娠で、どちらも妊娠5週目から6週目頃に子宮外妊娠であるだろうということが分かりましたが、その2回は判明前から卵管切除手術後まで、全くといっていい程違う症状でした。
左卵管に妊娠した2回目の子宮外妊娠で経験した妊娠超初期症状から卵管切除手術までの状況について記載します。
右卵管への子宮外妊娠については以下記事に記載しているので、併せてご確認いただければと思います。
【体験談】右卵管への子宮外妊娠(異所性妊娠)の症状について① 妊娠超初期から卵管切除手術までの状況
【体験談】右卵管への子宮外妊娠(異所性妊娠)の症状について② 緊急手術から退院までの状況
【体験談】右卵管への子宮外妊娠(異所性妊娠)の症状について③ 退院後の生活と復職
【体験談】右卵管への子宮外妊娠(異所性妊娠)の症状について④ いつ妊活再開出来る?
妊娠超初期症状
1回目の子宮外妊娠手術後、約6ヵ月経って妊活を再開することにし、不妊治療のタイミング療法を開始。
タイミング3回目で妊娠することが出来たのですが、1回目の妊娠(子宮外妊娠)時に感じた超初期症状の、「激しい眠気、頭痛、胃痛」などがなく、大して超初期症状と感じる現象はありませんでした。
むしろ通常の生理前にも感じるような胸の張り、おりものの変化があるように感じ、生理前の現象か・・・、今回の周期でも妊娠出来なかった、と思いがっかり。
ですがやはり望みは捨てられず、生理予定日初日に妊娠検査薬を使用しフライング検査をすると、うっすらと陽性の印が・・!
その後の数日は脚のむくみや、生理痛のような腹痛、腰痛、脚の付け根の痛みが出てきました。
妊娠判定のため、産婦人科受診
生理予定日から6日後、酷い外科的腰痛があり、安易に湿布などを使用するわけにいかず、急遽不妊治療クリニックで妊娠しているか確認してもらうことにしました。
子宮外妊娠を恐れている私は、胎嚢が見えることを心底願ったのですが、残念ながら見えず、hcgを測ることに。
結果は450程。このタイミングのhcgとしては低いので、妊娠ではなく生化学的妊娠であり、化学流産するだろうと言われました。
しかし子宮外妊娠も否定は出来ないから5日後にまた通院するように、とのこと。
医師は子宮外妊娠の可能性は低いと仰りましたが、1年前もそう言われ子宮外妊娠を経験した私としては、とにかく絶望でした。
子宮外妊娠発覚まで
子宮外妊娠になってしまったかも・・・と絶望していた私は、母や会社の上司と相談し、もっと早い段階でhcgの推移を頻繁に確認することにしました。
急激にhcgが増え、1回目の子宮外妊娠時のような卵管破裂してしまうことを恐れたからです。
当初5日後の通院予定でしたが、3日後に通院。しかし胎嚢は見えず、子宮外妊娠判断もされず。
その日に鮮血が出たので、生理が始まったならいいなと思いましたが、その後鮮血は出なくなり、茶おりが出るのみでした。
そこから毎日赤茶色の出血があったり、生理痛のような痛みの弱めなものや、脚の付け根の痛みがありましたが、意識していなければあまり気にならない程度の痛みでした。
前回の通院から更に3日後の通院予定日。その日は朝起床時にお腹の左側から尾てい骨あたりにかけて、激痛が走り、その後も何をしていても痛い状態が続き、嫌な予感がしました。
タクシーで病院についてから採血待ちで座ろうとするも、尾てい骨付近が痛くて座るのに苦労した程。
その後長時間内診されましたが、やはり胎嚢は確認出来ず、しかしhcgが増えており、大きい病院で診て貰った方が良いということになりました。
紹介状を書くからすぐに行くようにと言われ、午前休予定だった仕事を1日のお休みにさせていただき、近くの総合病院へ向かうことに。
もうその頃には、きっとまた子宮外妊娠なんだろうなと絶望し、現実を受け入れようと必死でした。
子宮外妊娠での緊急入院
急遽夫が駆けつけてくれて、一緒に総合病院まで向かいました。
お昼頃からだんだん腹痛が激しくなってきたのと、血尿が出たので、やはり子宮外妊娠なんだろうなという気持ちが確信に変わっていきます。
総合病院で内診をして貰ったところ、左卵管に胎嚢のようなものが見えたようで、子宮外妊娠で間違いないだろう、と。
そのまま緊急入院になり、早ければその日の夜中、そこまで緊急でなければ明日の朝一に手術をしましょう、ということになりました。
前回の手術時に、抗がん剤の薬を使って対応する方法もあると聞いていたので、手術せずに左卵管を温存することは出来ないか医師に聞いてみたのですが、ここまで育っていると卵管破裂に向かうリスクがあるということで、卵管温存は難しいと言われました。
1年前に右卵管切除の手術を経験している私は、悲しいかな対応には慣れたもので、また3週間くらい休むことになるんだろうということが見えていたので、(慣れているとはいえ、号泣しながら)会社上司に連絡をし、同僚に今進んでいる仕事の引継ぎメールを大量に送らせていただきました。
悲しくて辛くて不安な中、仕事のことを一番に考え行動してしまう自分が悲しくもありました。。
緊急手術までに行ったこと
その日は朝一で不妊治療クリニックに向かい、朝から食事を全く取らないまま午後に緊急入院となりました。
しかしその日の夜中に手術する可能性もある為、食事はしないように言われ、食事は出来ず、水のみで過ごすことになりました。
手術前の検査として、採血、採尿、レントゲン、心電図の検査、手術における麻酔の説明があり、病院内をバタバタと動き回り、入院手続をしてそのまま手ぶらで入院になりました。
翌日はお風呂に入れないので、病院内のコンビニでシャンプーなどを購入し、夕方慌ててシャワーを浴びることに。バスタオルやパジャマは病院のレンタルに頼りました。
シャンプーの際、下の毛が生えている場合は剃るように、ということで電動シェーバーを貸してくれました。前回の手術時(違う病院)はそのようなことを言われなかったので驚きました!
入院とシャワーの間に夫が家に必要な物を取りに一旦帰宅してくれました。
コロナ禍なので夫は通常入院病棟に入ることが出来ないのですが、手続と初日の荷物の受け渡しだけ入ってきてくれることが出来、荷物を届けて貰いました。
ジェルネイルをしていたので、手術に向けて全て取らないといけないと言われ、その日は夜中までかけてひたすらジェルネイルを削り、自力で外しました。
また、薬(ラキソベロン)を飲んで手術前までに便を出すように言われました。(出なかったら浣腸で出すとのことでした。)
手術は結局翌日朝一ですることに決まりました。
入院に必要な荷物
夫に持ってきて貰ったものは以下。
- 歯ブラシ、歯磨き粉
- ブラシ
- シャンプー、ボディーソープ等
- スリッパ
- 上着(入院したのが冬だったので)
- 下着
- 化粧水等基礎化粧品
- コットン
- リップクリーム(乾燥するのでとても欲しくなった!)
- ハンドクリーム
- マスク
- ヘアバンド
- ヘアゴム2つ(二つ分けで結んだ方がベッドに寝やすい)
- フェイシャルタオル
- 充電器
- ipad
- イヤホン(ワイヤレスとワイヤー有両方)
- 夜用ナプキン(出血があった為。手術後も出血有)
- プラスチック製マグカップ
コロナ禍だったので以下は病院で借りましたが、自分で用意するのもありです。(1回目の手術時は自分の物を使いました。)
- パジャマ(前開きのもの)
- バスタオル
まとめ
不妊治療を開始する際から一番恐れていた再度の子宮外妊娠。
最初の手術後、左の卵管に子宮外妊娠になりそうな症状は見られないから絶対大丈夫!と言われていました。
不妊治療開始時に調べた子宮卵管造影でも問題なし。不妊治療クリニックでも、子宮外妊娠は極めて珍しいから大丈夫、と言われていました。
1回目の子宮外妊娠とは超初期症状も違うし大丈夫と自分でも言い聞かせていましたが、結果は再度の子宮外妊娠。
どんな確率を引き当ててるんだよ!?と、今後の妊娠にも相当不安になり、その後適応障害にまでなりました。
せめてもの救いは、1回目の時よりも症状も術後も楽だったこと。
引き続き綴っていきます。
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